
現在、弊所での開発は終了しております
とう道防災壁部におけるケーブル高密度収容を実現
多条布設止水装置の開発
通信ケーブルの輻輳する都市部とう道の防災壁部において、ケーブル高密度収容を可能にする、多条布設止水装置を開発しましたので紹介します。
背景
通信ケーブルの展開拠点となるとう道には、万一のとう道火災による延焼や洪水などによるとう道内浸水の影響からNTTビルを防護するために、防水防火機能を備えた防災壁を設置しています。現在、東京都心部のとう道におけるこうした箇所では、既にケーブル収容率が設備容量限界に近い状態にあるものもあり、ケーブル輻輳や、行き詰まり等が発生しています。FTTH・ADSLサービスへの対応や他事業者への義務的提供など、NTTを取り巻く状況から、今後もこの傾向は進展するものと推測され、今後、円滑な対応に支障をきたすことが危惧されています。そこで、とう道防災壁部において、本来の防災機能を損なうことなくケーブルの高密度収容を可能にする多条布設止水装置を開発しました。
概要
写真1 多条布設用止水栓 |
今後の予定
本技術は、2002年度第4四半期に事業導入が予定されています。
担当者※当記事のお問い合わせは受け付けておりません
シビルシステムプロジェクト 基盤設備マネジメントグループ
玉井(主幹研究員)、瀬川(研究主任)、出原
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