NTTアクセスサービスシステム研究所
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ANSL R&D Times

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業務改善を強力にサポートする!

業務プロセス可視化・分析システム第2版の開発

時間と労力のかかる業務分析を支援するため、業務システムのログやデータベースに残された処理の実行履歴をもとに実際の業務プロセスを再現し、業務の現状の把握や問題点の絞込を支援する、業務プロセス可視化・分析システム第2版を開発しましたので紹介します。

背景

 一般に、各種サービスや製品を提供する業務を市場や社内の業務の変化に合わせて効率的に行うためには、継続的な業務プロセス管理が重要です。しかし業務プロセス管理、特に業務の現状把握には時間と労力がかかり、実際には継続的な実施は困難です。
概要
業務プロセス可視化・分析システムでは、業務システムのログやデータベースに残された処理の実行履歴をもとに実際の業務プロセス(業務の進め方)を再現でき、それにもとづいた客観的で網羅性の高い分析を継続的に行えます。特に第2版では、業務上の問題点を絞り込み、原因を追究するための機能を強化しました(特徴の3, 5)。

本システムの特徴は以下の通りです。
  1. 実行履歴をもとに、複数の部署やシステムにまたがる複雑な業務を自動的に再現可能
  2. 業務プロセスモデル同士を比較可能
  3. 個別業務プロセスが類似したオーダを自動的に分類可能
  4. 多様な分析要件にあわせた柔軟な統計分析が可能
  5. 業務プロセス分析と統計分析の組み合わせによる、問題点の多面的な原因究明が可能
  6. ログを整形することで、分析対象システムを改造することなく、様々な業務に適用可能
図1 業務プロセス可視化・分析システムの 利用イメージ
図1 業務プロセス可視化・分析システムの
利用イメージ
今後の予定
 NTTグループ各社の協力のもと、通信サービス提供業務などの社内業務への本システムの適用を図り、お客様へのよりよいサービスの提供につなげたいと考えています。
 また業務コンサルティングやシステム開発を幅広く手がける部署とも提携し、通信以外の業界における業務分析や監査サービスの競争力向上を目指します。
担当者※当記事のお問い合わせは受け付けておりません
PAS推進DP
丸山 勉(ディレクタ)、杉本 悟(主幹研究員)、兵藤 守(主任研究員)、土川 公雄、小笠原 志朗
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