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ANSL R&D Times

6.業務プロセス可視化・分析システムの構成

本システムで分析するためには、まずログやデータベースから実行履歴を取り込む必要があります。通常、分析対象となる業務システムにより、ログやデータベースの形式や含まれる内容、情報粒度は異なります。同じものを利用する場合でも、業務をマクロに捉えるか、ミクロに捉えるかという現状把握の目的により解釈が変わってきます。
また取り込んだ実行履歴を集計、統計分析する上で、リードタイムを評価したいのか、稼動を評価したいのか、という評価指標や、分析対象の絞込に必要な項目は、改善の目的やその達成度により次第に変わってきます。
 これらの多様な分析要望に柔軟に対応するため、本システムでは機能を分析対象に依存しない共通部と、分析対象に依存するアダプタ部に分けて実現しています。ログの取込、加工処理や、個々の具体的な集計、統計処理のアダプタを交換することで、別の業務の分析を行えます。分析対象の業務システムを改造する必要もありません。

図9 業務プロセス可視化・分析システムの構成

図9 業務プロセス可視化・分析システムの構成
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5.業務プロセス分析と連携した統計分析
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