
現在、弊所での開発は終了しております
アクセス系/メトロ系ネットワークに向けた経済的なWDM構成の提案
波長間隔の広いWDM(CWDM、経済化DWDM)技術を用いたシステム構成
アクセス系ア/メトロ系ネットワークに適用可能な経済的かつ高機能なWDM装置構成技術を開発しました。ここでは、当技術の概要と特徴を紹介します。
背景
インターネットの急速な普及の中、アクセス系ネットワークやメトロ系ネットワークにおいて光ファイバの有効活用や、多様なサービスにネットワークが柔軟に対応できるように、WDM技術の適用が求められてきました。
概要
これまでの、波長間隔が狭く(1 nm程度)、数十から数百の波長を多重するDWDMシステムに対して、
(1)簡易温度調節機能を用いることで波長間隔を3?4nm程度に広げた経済化DWDMシステム
(2)温度調節機能を用いずに波長間隔を20 nmに広げたCWDMシステム
という2種類のWDMシステムの開発を行ないました。
本システムを用いることにより、ファイバの種別(SMF、DSF)に関係なく、80km程度の範囲にて適用 が可能です。また、各種サービスインタフェースの自由な組合せを可能としたことにより、増大するトラ ヒックに速やかにかつ効率的に対応でき、サービス多重やユーザ多重などのWDMを用いた新しいネッ トワークが経済的に構築できます。
<適用例>
1.大容量化
2.サービス多重
3.ユーザ多重
4.OpSを用いた故障発生時の早期対応
今後の予定
更なる経済化や波長数の増大による収容効率の向上を目指した研究開発を行なっていきます。
担当者※当記事のお問い合わせは受け付けておりません
アクセスサービスネットワーク推進プロジェクト 波長多重グループ
杉江利彦(主幹研究員)、山口明生(主任研究員)、
小川徹(研究主任)、中村浩崇
小川徹(研究主任)、中村浩崇
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