
生物の活動に伴う物質循環を制御し、大気中の温室効果ガスを低減
近年、地球温暖化が異常気象や生態系崩壊などさまざまな問題を引き起こしており、その原因と考えられる大気中の温室効果ガスの低減が求められています。
海洋や陸上では多量の温室効果ガスの排出と吸収が繰り返されており、その駆動源となるのが藻類や植物、土壌中の微生物を含めた生物の活動です。
そこでNTT研究所では、生物の活動を制御して物質循環の流れを変えることで、海洋と陸上における温室効果ガスの吸収増加と排出低減を実現する技術の確立をめざしています。
現在は、主に中性子線照射や細胞融合により藻類・植物の持つ様々な機能を改変するための品種改良技術に関する研究を進めています。
将来的には、これらの品種改良技術を大気中の温室効果ガスの低減にとどまらず、農林水産分野への応用を通じて食料問題の解決にも貢献していきます。
低環境負荷型農業を実現する農作物品種改良技術
海洋生物の炭素固定能力向上による海洋中CO₂削減への挑戦
植物の炭素固定能力の強化を通した大気中CO₂の削減技術
海洋生物の炭素循環を強化することにより海洋中のCO₂量を低減させます
未来の地球環境に適応可能な超レジリエントな社会を実現します
循環型社会に向け大気中のCO₂を変換します
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NTT宇宙環境エネルギー研究所では、社会課題の解決に向け、エネルギー、環境分野をはじめとして、情報科学、人文系、社会科学系を含め多様な人材を募集しています。