タイトル:平方剰余とドミノタイリング
日時:2025/2/28
講演者:小泉 淳之介(理化学研究所 基礎科学特別研究員)
会場:ハイブリッド(オンライン / 武蔵野研究開発センタ)
素数pに対し、平方数をpで割った余りとしてあり得る値のことを「法pの平方剰余」という。平方剰余は興味深い性質を多く持っており、その研究はフェルマーやオイラーの時代まで遡る。一方でドミノタイリングとは長方形の部屋に1×2の畳を敷き詰める方法のことであり、統計物理学をモチベーションとして1960年頃から詳しく研究されるようになった。本講演ではこれらの一見無関係な概念の奇妙な繋がりについて説明する。本講演の内容は神尾悠陽氏、中澤俊彦氏との共同研究に基づく。