[基礎数学セミナー] 「量子不変量が織りなす数理物理・トポロジー・整数論の神秘的な関係」開催のお知らせ

タイトル:量子不変量が織りなす数理物理・トポロジー・整数論の神秘的な関係
日時:2024/7/22
講演者:村上 友哉(九州大学 学振PD)
会場:ハイブリッド(オンライン/武蔵野研究開発センタ)

ミクロな粒子の数学的構造を調べる数理物理、図形の穴の数などを調べるトポロジー、整数の性質を調べる整数論。これらはそれぞれ全く別の動機を持つ分野である。それにもかかわらず、この三つの分野の間に全く予想外な深い関係があることが近年判明しつつある。この神秘的な三位一体の関係の鍵を握るのが「量子不変量」という複素数列である。本講演ではこの三位一体の関係および量子不変量の入門的な解説と、整数論とトポロジーの関係を証明した講演者自身の結果を述べる。