超大容量光伝送に向けて高度な変調技術が適用されています。変調/復調処理の複雑化に対応するため、最先端のCMOS技術を駆使したLSIが現在の光伝送では必須とされています。一方、大容量を実現するためには、高速な変調も求められており、CMOS技術は複雑な信号をするための回路を実現するのに適しているものの、それを用いて1Tbit/sを超える信号で光素子を駆動させるにはブレークスルーが必要と考えられてきました。
NTT先端集積デバイス研究所では超大容量伝送技術のさらなる進化に向けて、デジタル信号処理/アナログ信号処理/光信号処理を実現するデバイス技術を融合した新たな技術創出に取り組んでいます。この技術は並列化したデジタル信号を超高速アナログ信号処理技術により合成して従来の2倍の広帯域を実現する技術です。