1. 帯域管理技術
【従来手法の課題】
一般的な回線収容では、各回線におけるユーザの契約した帯域の合計が、物理帯域を超えないように回線を収容しています。しかしながら、実際にユーザが使用している帯域と、契約している帯域の間にはギャップが存在するため、契約帯域の合計でネットワーク設計をすると設備の利用効率が悪くなってしまいます。また、これまでの使用状況の傾向に基づいて、お客様のトラヒックを落とさずに多くの回線を収容することもありますが、故障によるトラヒックの迂回や新規回線の追加などに適切に対応しきれない場合があります。

図2 一般的な回線収容の課題イメージ
【課題を解決する技術:帯域管理技術】
ネットワークの階層ごとにトラヒックをグルーピングして簡略化したり、ネットワーク回線の過去の使用帯域や変化の傾向、設備情報等から将来的に必要な帯域を推測します。これにより、定量指標を基にしてトラヒックの迂回や新規回線の追加に適切に対応できるネットワーク設計を可能とします。
【帯域管理技術の評価】
実運用に基づいた回線・トラヒックなどのデータに対して帯域管理技術を用いることで、一般的な回線収容よりも多くの回線を収容可能にしました。

図3 帯域管理技術イメージ
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「ネットワーク帯域の効率的な活用」および「ネットワーク間の柔軟な接続」の実現 |
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2. ネットワーク間接続技術 |
