NTTアクセスサービスシステム研究所
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ANSL R&D Times

1. 本技術のアドバンテージ

  • 従来の帯域制御とは異なる新たなQoS機構として、遅延揺らぎベースでシェーピングを行う技術(遅延制御シェーピング)を新たに考案しました。本技術により、遅延揺らぎを一定以下に抑えながらネットワークへの負荷を効率的に低減することが可能です。

 

  • 映像信号のようにフレーム周期毎にデータが発生する通信の場合、シェーピングを行わずにパケット多重するとNW内の帯域変動が大きく瞬間輻輳が発生します。一方で、従来の帯域制御シェーピングを実施してからパケット多重すると、NW内の帯域変動を抑えることはできますが、シェーピング自体で発生する遅延揺らぎ量を制御することができません。本技術では設定した遅延揺らぎを上限としてシェーピングするので、NW内の帯域変動を抑えつつ遅延揺らぎ量も制御することができます。

 

  • NW内の帯域変動を抑えることにより、瞬間輻輳の発生を抑止するのみならず、設備の過剰増設を防ぐとともに一般的な平均トラヒック量監視による設備管理のスキームのまま遅延揺らぎ保証サービスの正常性を確認することが可能となります。
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