
1.動作概要、動作デモ
動作概要
上位エッジ・下位エッジは、それぞれ配信サーバ・上位エッジに対して、HTTPのリバースプロキシとして動作します。このうち、上位エッジから下位エッジへのレスポンスをマルチキャストとして送信することで、多数の下位エッジに対して、効率的にデータを転送することができます。下位エッジでは、リクエストされたファイルを短期間キャッシュすることで、ライブ系の同一コンテンツに対する2番目以降のHTTPリクエストに対しては、上位エッジにリクエストすることなしにレスポンスすることができます。
図2 動作シーケンス
動作デモ
下位エッジ2台、視聴端末合計16台(下位エッジ1台あたり視聴端末8台)の構成で、30Mbpsの映像ストリームを本システムで転送した際の構成とトラフィックを図3に示します。①は上位エッジからの配信トラフィック、②は下位エッジからの総配信トラフィックを示します。この結果、設計通り上位エッジ-下位エッジ間では、1ストリームのトラフィックで、16台の視聴端末へ正常に映像配信できたことを確認しました。

図3 検証デモ構成と結果
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![]() 2.想定ユースケース |