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ANSL R&D Times

1. 加工用レーザー発振器の種類

レーザー加工に用いるレーザービームは、その性質からシングルモードとマルチモードとに大別することができます。シングルモードのレーザービームは直進性が高く、光ファイバから出射されるビームを一点に絞りやすいため、高精度なレーザー加工を実現できます。最新のシングルモードレーザー発振器の出力は10kW(光通信で用いる光強度の約1万倍)におよび、高精度で効率の良いレーザー加工が行えますが、従来の光ファイバで伝搬可能な距離は数mに制限されていました。一方、マルチモードのレーザービームは既存の光ファイバ技術で数10m以上に渡って伝搬できますが、光ファイバから出射されるレーザービームの広がりにより加工精度が制限されていました。

 

 

図2 加工用レーザー発振器の種類

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