NTTアクセスサービスシステム研究所
ホーム  >  ANSL R&D Times  >  バックナンバー  >  第107号(2019_02)  >  1  >  2. 技術のポイント②強度推定式の高精度化
ANSL R&D Times

2. 技術のポイント②強度推定式の高精度化

超音波計測の結果から強度を算出するために、図4に示すような強度推定式を構築しました。一般の音速(第1項)のみで強度を算出する既存の推定式では精度が不十分でした。そこで表面波では捉えられない内部の劣化を反映するために、水浸透による強度低下(第2項)と内部空孔・剥離(第3項)を考慮しました。

強度推定式の精度を現場サンプル50個で検証した結果、本技術の強度推定式の精度は決定係数R2=0.88、誤差3σ=3.6 MPaとなり、一般の強度推定式を用いた際の精度(決定係数R2=0.76、3σ=5.0 MPa)と比較して高精度となりました。

 

図4 強度推定式と推定精度

 

図4 強度推定式と推定精度

 

前
1. 技術のポイント①音速取得の高精度化
カテゴリートップ
TOP
次
3. レジンコンクリート製マンホール非破壊検査技術の運用方法