NTTアクセスサービスシステム研究所
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ANSL R&D Times

1. PONのモバイルシステム適用上の課題

 従来のPONをモバイルシステムに適用しようとする場合、データ送信に遅延が生じ、5Gの低遅延要求を満たせない課題がありました。

 従来のPONを用いた場合では、ユーザ端末から送信されたデータが光宅内装置に入力された後、光宅内装置が光集約装置に送信データ量を通知し、送信許可を受けた後に初めて光集約装置にデータを送信します。このように、光宅内装置からデータが送信されるまでに、送信データ量の通知と送信許可を受けるまでの時間がかかるため、遅延が大きく、これが5Gモバイルシステムの低遅延要求を満たせない原因となっています。

 

図2 従来PONにおける上りデータ送信制御

図2 従来PONにおける上りデータ送信制御

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