NTTアクセスサービスシステム研究所
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ANSL R&D Times

1.FASAの特徴

インターフェースの規定

 一般的に自由な部品の組み合わせを実現するためには、部品間のインターフェースを規定する必要があります。ソフトウェア部品の場合、組み合わされる他のソフトウェア部品に対して、何の情報を、いつ、どのようにしてやり取りするか、といったことをAPI(Application Programming Interface)という形で規定する必要があります。

 

市中技術の活用と拡張

 装置の設定変更を司るNETCONF/YANGやパケットに対する操作を指示する手段であるOpenFlowといった市中技術が存在しているため、FASAでは可能な限り標準的な市中技術を活用し、効率の良い装置開発を目指します。 

 しかし、アクセス装置のある機能を実現しようとした時に、標準的なインターフェースでは機能性が足りない項目や、サービスを提供する上で求められる性能を達成できない項目、規定の自由度が高く、実装によって動作が大きく異なる項目については、新たに動作や性能について規定する必要があります。FASAでは、より多様な要求に対応するために、アクセス装置の内部についても着目し、APIを規定することを想定しています。
 

図2. FASAにおけるインターフェースの規定

 

図2. FASAにおけるインターフェースの規定

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