
3. ONUスリープ機能
ONUスリープ機能とは、ONUに対するトラヒックが流通していない場合に、ONU内部の不要な機能への電源供給を停止し、省電力化を図る機能です。「SIEPONスリープ(IEEE標準)」と「自律スリープ」の2種類ありますが、10G-EPONでは自律スリープを採用しました。
SIEPONスリープでは、OLTからの指示によりONUをスリープ状態に遷移させる方式で、送受信を停止(TRxスリープ)させることにより、大きな省電力効果を得られますが、OLTが常にONUの状態管理を行う必要があるため、機能が複雑となってしまいます。
一方、自律スリープでは、OLTがONUのスリープ状態を管理しない方式で、送信しか停止することはできません(Txスリープ)。省電力効果はSIEPONスリープより劣りますが、簡易な構成で実現でき、容易にインターオペラビリティが確保できる、といったメリットがあります。
図5 スリープ機能の概要
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