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ANSL R&D Times

2. 透明光ファイバ用コネクタ

(1)アタッチメント
 透明光ファイバは現行のドロップ光ファイバやインドア光ファイバに比べ細径および形状が異なるため、現行の外被把持型コネクタに取り付け可能な透明インドア光ファイバ専用のアタッチメントを開発しました。透明インドア光ファイバにアタッチメントを取り付けた状態で外被把持部材にセットすることで、現行の外被把持コネクタの形状を変更することなく、把持させることが可能となりました(図2)。
 
 
 
  (2)固形状屈折率整合剤の適用
 透明光ファイバにはITU-T G.657 B3をベースとした空孔アシスト光ファイバを適用しているため、一部の外被把持コネクタで使用している液状屈折率整合剤では屈折率整合剤が空孔アシスト光ファイバの空孔内へ流動するため、空孔アシスト光ファイバとの接続品質が担保できません。よって、透明インドア光ファイバが適用される個所の外被把持コネクタは、屈折率整合剤を現行の液状屈折率整合剤から固形状屈折率整合剤に変更しました(図3)。

 さらに、固形状屈折率整合剤を適用することで、空気やファイバ片の混入・流動を抑制することができ、経時故障の抑制期待できるため信頼性向上も図ることができます。

 

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