
1. 透明光ファイバ
美観向上を追求した結果、従来の黒や白といったケーブル外被の色彩を透明化し、形状も従来のケーブルより細径のφ0.9 mm円形状にすることとしました(図1)。
また、ドア隙間への配線を可能にするため、現行のR15対応の光ファイバからさらに曲げに強い光ファイバとしてITU-T G.657 B3をベースとした空孔アシスト光ファイバ(HAF:Hole-Assisted Fiber)を適用しました。
ドア枠の凹凸部には約2~3mmの隙間と約2mmの小曲げ部があります。そのような条件のもと、透明光ファイバをそのまま配線してしまうと光損失増加量が大きくなってしまいます。そのため、嵩上げ用のチューブに透明光ファイバを通してから配線することで許容最小曲げ半径を確保しました。この嵩上げ用チューブも美観を考慮し、色彩は透明としました。
![]() 釣り糸のように細く透明な光ファイバを用いた配線技術 |
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![]() 2. 透明光ファイバ用コネクタ |