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ANSL R&D Times

3. 透明光ファイバの配線方法

 透明光ファイバの配線ルートを天井際や壁面の隅とすることでケーブルがより目立たなくなり、美観の向上が期待できます(図4)。

 また、透明光ファイバの固定方法についても現行のインドア光ファイバではステップルやモールなどを使用していますが、美観向上を図る観点から透明化を図りました。この固定する部材はピンポイントで固定する部材と直線的に透明光ファイバを防護する役割も兼ねたプロテクタの2種類を用意しました(図5)。

 ピンポイントで固定する部材については2タイプ用意し、1つは美観を最優先し、できるだけ小さい両面テープ固定のみのシンプルタイプと、もう1つはさまざまな壁面に両面テープ、石膏ピン、ビスで固定可能なマルチタイプです。さらに、直線的に透明光ファイバを保護するプロテクタについても2タイプ用意しました。

 透明光ファイバは細径化を図っているため現行のインドア光ファイバと比較して耐衝撃特性が劣ります。そこで、お客さまが直接触れるおそれがあるところに適用する1心用のプロテクタを用意しました。両面テープ・石膏ピンで固定するため適用範囲は限られますが、屋内の壁面等へ配線できます。

 

 

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