
1.橋梁設備の概要と課題
NTTの橋梁設備は、橋梁添架管路、通信専用橋、管橋が合計約5万橋存在し、およそ半数が金属管です(図1)。
図1 橋梁設備の種類と設備量
表面に錆が発生した金属管は塗装補修を行います。現行の塗装補修方法は、不良箇所の錆落とし後、エポキシ樹脂系塗料で下塗り、ポリウレタン樹脂系塗料を中塗り・上塗り、合計3層塗装を行い、錆の進行を抑制しています。しかし、現行の塗装補修方法では10年~15年で繰り返し塗装補修を実施しなければいけないため、年々増加する不良設備に補修が追い付いていない状況です。
現在の補修コストの中で不良数の増加を抑制できるかシミュレートすると、40年以上の防錆寿命が必要となります(図2)。
図2 現行塗装補修方法と課題
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