NTTアクセスサービスシステム研究所
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ANSL R&D Times

1.開発コンセプト

図2 衛星ルートの場合

図2 衛星ルートの場合

 

①複数の装置を1つの装置にまとめ、低速・高遅延な衛星回線を使う場合に発生する、様々な技術的課題(音声エコーによる通話品質への影響、多くのデータ量を要するSDHフレーム情報の透過、回線切替時の遅延の影響など)を解決します。また、高遅延な海底光回線を使う場合に発生する音声エコーによる通話品質への影響を解決します。

 

②地上伝送装置との接続インタフェースを1.544 Mbit/s電気信号から155.522 Mbit/sのSTM-1光信号に高度化し、接続される地上伝送装置のマイグレーションを実現します。

 

③衛星ルートや海底光ケーブルルート等、高遅延な通信回線で発生する音声エコーを、電話や専用線等のサービスに合わせて制御しエコーを除去することにより良好な通話品質を確保します。

 

④衛星通信モデム装置との接続インタフェースを統一化し、現行の衛星通信モデムとの接続を可能とするとともに、現在開発中の次期衛星通信モデムであるCOM-U装置へのスムーズなマイグレーションに対応します。

 

図3 海底光ルートの場合

図3 海底光ルートの場合

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