NTTアクセスサービスシステム研究所
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ANSL R&D Times

1.PIT新管路方式の概要

PITとは、Pipe Insertion Typeの略称です。 

不良管路の中にポリ塩化ビニル製の「補修用部材管」を挿入することで管路を再生します。上下2分割の補修用部材管を既設ケーブルを挟み込むようにして篏合し、この部材管をつなぎながら不良管路内へ順次押し込んでいく技術です。不良管路と腐食劣化しない補修用部材管の二重管構造になり、外側の金属管が老朽劣化しても内側の補修用部材管が強度を有するためメンテナンスフリーな設備を実現します(図1)。

 

技術上のポイントは、5点になります 。

  1. 光ケーブルを抜かず、サービス中断なしで補修できます。
  2. 道路を掘らずに補修でき、交通への影響少、産業廃棄物なしのため環境にも配慮しています。
  3. 腐食劣化しないポリ塩化ビニル管により管路を長寿命化します。
  4. 二重管構造により耐震性を向上します。
  5. 新たに光ケーブル(2条)の追加布設が可能です。

図1 PIT新管路方式の施工イメージ

図1 PIT新管路方式の施工イメージ

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