
3.1長スパン管路取替補修技術のポイント
課題②に対しては,たわみを抑制するために,剛性を向上させたFRP長尺補修管を開発しました.具体的には,補修管の断面形状を中空矩形とすることで,材料・重量の増加をできる限り抑えて断面剛性を向上させました.また,ガラス繊維の方向を管軸方向とすることで,鉛直荷重に対する材料剛性も向上させました.この軸方向挿入による成形は,任意の断面形状および管材長に対応できるため,複雑な断面形状を有する長尺管もコストをかけず製造できます.これにより補修管のたわみは大幅に抑制され,最大支持間隔である5.5mまで取替補修が可能となりました.(図5)
図5 長スパン管路取替補修技術のポイント
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