
3.2長スパン管路取替補修技術の出来形
長スパン管路取替補修技術の出来形を図6に示します.開発補修管の名称は,「曲げに強い,劣化に強い」「四角い,長い」という特徴を有するため,Square Type Long Length FRP Pipe の下線文字をとって,「ST-LONG(ストロング)管」としました.さらに,強度向上と製造コスト削減を目的に,接続用ソケットもST-LONG管と同様の成形方法を採用しました(ST-LONG管用差込ソケット).ST-LONG管と既設金属管にこのソケットを差し込み接着接続することで取替補修を行います.また,取替補修対象である古い設備は伸縮機能が乏しく,地震動に対して抜けや座屈により損傷する恐れがあるため,接続部に現行伸縮継手と同等の伸縮量をもたせることで,補修に併せて耐震性も向上させます.
図6 長スパン管路取替補修技術の出来形
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