
1.同期イーサアクセスシステムの概要
図1に示すように、同期イーサ技術 (SyncE・PTP)をアクセス回線部分(Optical Line Terminal : OLTおよびOptical Network Unit : ONU)に適用し、OLTにクロック網から配信される高精度な時刻情報およびクロック信号を入力し、ONUのUser Network Interface(UNI)から時刻および周波数同期した信号をお客様へ提供するアクセス方式になります。
次世代携帯通信規格のLTE-Advancedでは基地局間連携機能の実現のため、従来の周波数同期のみならず時刻同期も必要となります。表1に示す要求条件より、同期イーサアクセスシステムでは、周波数同期精度:50 ppb 以下、時刻同期精度:±1 ms 以内、の実現を目標としています。
図1 同期イーサアクセスの基本構成
表1 各無線方式の要求周波数・時刻同期精度
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