
2.ERP技術
■特徴
従来技術に比べて次の特徴を持っています。
1 高速な経路切替え
2 経路切替え時のループ発生の防止
■動作例
図3においてスイッチAが故障した場合(①)、隣接するスイッチBとCが故障を検出し、スイッチAと接続されているポートを閉塞します(②)。次に、他のスイッチに故障情報を通知し(③)、正常時に閉塞していたスイッチDのポートを開放して、フレーム転送できる新たな経路を構築します(④)。最後に、全スイッチでMACアドレス学習テーブルを初期化し、新経路でのフレーム転送処理を開始します(⑤)。
ポートの閉塞と開放(②~④)といった簡易な処理で経路の再構築を行うことができるため、高速切替えが可能になりました。また、ポート閉塞(②)によりループ発生の防止を実現しています。

図3 ERP技術の動作例
■国際標準化
本開発を契機にして、ITU-T SG15での取組みが開始され、2008年6月にG. 8032/Y. 1344勧告が承認されました。
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