NTTアクセスサービスシステム研究所
ホーム  >  ANSL R&D Times  >  バックナンバー  >  第58号(2009_01)  >  1  >  2.光線路試験システムによる定期試験
ANSL R&D Times

2.光線路試験システムによる定期試験

光ファイバケーブルの建設・保守コストを低減するため、光線路試験システムが開発・導入されています。大規模ビルでは前述の光線路試験システムが導入されており、保守用心線の試験を遠隔自動で行うことができますが、従来の光線路試験システムは数千?数万心収容を前提とした構成なため、心線数の少ない小規模ビルには適しません。加えて、小規模ビルはフロアスペースが狭いため、従来の光線路試験システムを設置するスペースが確保できない場合もあります。現在、小規模ビルに収容されている光ファイバケーブルの定期試験は、図2に示すとおりメンテナンスセンタから作業者を派遣し、保守用心線の試験を人手で行っています。今後、光サービスのエリア拡大に伴い保守稼動の増大が予想され、少ない人数で効率よく保守業務を行う必要があります。そこで光線路試験システムの適用領域を従来の大規模ビルから小規模ビルに拡大するシステムを開発しました。

前
1.浸水検知技術
カテゴリートップ
TOP
次
3.小規模ビル用ファイバセレクタを用いた光線路試験システム