NTTアクセスサービスシステム研究所
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ANSL R&D Times

現在、弊所での開発は終了しております

積雪地域におけるマンホール鉄蓋の信頼性・耐久性の向上!

積雪地域用マンホール鉄蓋の開発

除雪車のブレードの衝突に対する耐久性に優れ、除雪作業に支障を与えない積雪地域用マンホール鉄蓋を開発しましたので紹介します。



図1 積雪地域用マンホール鉄蓋

背景

積雪地域では、冬季道路交通を確保するために、道路上に積もった雪を除雪車により除去しています。この時、車両の通行によってマンホール鉄蓋の周辺舗装が摩耗して削れていた場合、マンホール鉄蓋の受枠が路面より突き出た状態となり、マンホール受枠に除雪車のブレードが衝突して破損してしまうばかりか、除雪車の運転者にも強い衝撃を与えてしまう恐れがあります。
そのため、安全に除雪作業が可能で、除雪車のブレードの衝撃に対する耐久性に優れ、さらに、メンテナンス頻度が少なく経済的な積雪地域用マンホール鉄蓋が求められていました。
概要

積雪地域用マンホール鉄蓋は、現行のテーパ型マンホール鉄蓋の機械的性能を踏襲して、新たに除雪車の衝撃回避機能を付加したものです。
積雪地域用マンホール鉄蓋の開発により、積雪地域における鉄蓋の更改サイクルが大幅に長くなり、メンテナンスにかかるコストが削減されることが期待されます。

◆特徴
①現行のテーパ型マンホール鉄蓋の機械的性質を踏襲
②除雪車のブレードの衝撃を回避する受枠スロープ等の付加
③蓋鳴りやガタツキを防止する構造
④道路面の摩耗を防ぐ高強度な周辺表層材を使用
今後の予定
今後も設備の実態や設備の利用サイドのニーズに真摯に目を向け、支障移転費用の削減をはじめとしたライフタイムコストの削減に資する開発に取り組んでいきます。
担当者※当記事のお問い合わせは受け付けておりません
第二推進Pシビルシステム推進DP
藤倉規雄(主幹研究員)、水谷隆夫(主任研究員)、山田敏之(研究主任)、玉松潤一郎
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