NTTアクセスサービスシステム研究所
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ANSL R&D Times

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光アクセスシステムにおける3波重畳による映像配信システム実現に向けて

3波WDMフィルタの開発

当プロジェクトはB-PONやGE-PONに代表される高速FTTHシステムの開発を行っています。ここでは、ITU-T勧告 G.983.3で規定されている波長配置に準拠して、3波重畳による映像配信を行うために必要な宅内側3波WDMフィルタの開発について概要と特徴を説明します。

背景

近年FTTHが急速に普及する中で、IP等のデータ伝送サービスだけでなく、波長重畳による映像配信サービスが求められています。データ伝送の上り下り通信用の2波に映像重畳用の3波目の波長を合分波するためのWDMフィルタが必要となりますが、このWDMフィルタの経済化が大きな課題の一つになっています。特に、加入者毎に必要となる宅内側3波WDMフィルタの経済化は急務であると考えられます。
概要

図1 3波重畳による映像配信システムの構成


図1 3波重畳による映像配信システムの構成

 

◆FM一括変調方式の映像装置と通信装置との組み合わせによって、経済的な光学特性の要求条件を明確化しました。
PLC技術を適用し、WDMフィルタの大幅な経済化と低損失化を実現しました。
今後の予定
今後はWDMフィルタの更なる経済化を進めると共に、ユーザー宅内環境におけるWDMフィルタの実装形態や設置形態についても検討を行います。
担当者※当記事のお問い合わせは受け付けておりません
第一推進プロジェクト ATMアクセス推進DP
前田洋一(主幹研究員)、岩田敏行(主任研究員)
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1.ITU-T勧告 G.983.3で規定されている波長配置