2023に公開した「Well-beingデザインフレームワーク ~Social Well-beingを実現するサービスをつくる方法~」の、2024年度版パンフレットをWeb上においても公開いたします。
Well-beingデザインフレームワーク
NTTと東京科学大学(旧東京工業大学)の
中谷研究室
が共同で開発した、Social Well-beingにつながる仕組み/サービスを作り出すための方法を表現した「PACEマップ」に基づくデザインプロセスです。
2024年度版は、内容のブラッシュアップに加え、「Detail」や「Case Study」の章を追加し、より具体的に紹介しています。
詳細については下記のリンクよりパンフレットをダウンロードできます。
NTT社会情報研究所 Well-beingデザインフレームワークの検討
PACEマップ
「PACEマップ」には、サービスをつくる人が集まる“Participate”、つくる人それぞれの価値観を理解する“Aware”、調和のとれたアイディア・イメージをつくる“Co-create”、アイディアを吟味する“Examine”の 4つのモードがあり、これらのモードを切り替え、周回しながら、「つくる人」と「使う人」が一緒にサービスを共創していきます。
1周目:まずはサービスをつくる人たちで集まって、方向性をつくる
- Participate:サービスをつくる人が集まる
- Aware:つくる人それぞれの価値観を理解する
- Co-create:調和のとれたアイディア・イメージをつくる
- Examine:アイディアを吟味する
2周目:使う人たちも参加して、みんなでサービスをつくる
- Participate:サービスを使う人も参加する
- Aware:新たに加わった人達の価値観を理解する
- Co-create:アイディア・イメージを進化させる
- Examine:対象者を拡大してアイディアを吟味する
Detail
PACEマップ上の4つのモードは、必ずしもすべて順に追って進めるものではなく、モード間を何度も行き来することが重要となります。
Participate
- 計画する:プロジェクトの計画・修正
- 集まる:チームづくり
Aware
- シェアする:個人の想いや背景の共有
- 理解する:ニーズ・社会状況のリサーチ
- 思い描く:ビジョンの言語化・可視化
Co-create
- 発展する:アイディアの創出
- 具体化する:アイディアの発展・試作
Examine
- 理解する:アイディアのグルーピング・捉え直し
- 絞る:アイディアの選定
- 試す:アイディアのテスト
Case Study
2024年度版パンフレットでは、下記の3つの事例について、PACEマップの4つのモードの具体的な行き来とともに説明しています。
- 日本文化・伝統に基づくSocial Well-being体験の共創
- Well-beingな地域づくりを目指す住民主体の共創活動
- 社会課題を自分ごと化する未来リビングラボ