リサーチ・コンプレックス NTT R&D @ICC「触覚でつなぐウェルビーイング」

展示コンテンツの全体
わたしたちは、ICC(NTTインターコミュニケーション・センター)の展示「触覚でつなぐウェルビーイング」を通じて、「わたしたちのウェルビーイング」の実現に向けて、考え方やコミュニケーションの枠組み、ツールを探求しています。 ICCの紹介ページはこちら 本記事では現在(2024年10月)の展示コンテンツをご紹介します。ご興味のある方はぜひ足を運んで体験してみてください。

わたしたちのウェルビーイングカード

自身や他者のウェルビーイングの要因に気づき、多様な人々との対話を促進するためのカードです。 表向きで自由に3枚選ぶやリ方や、裏向きで占いのように3枚引く2つの使い方を体験可能です。

「わたしたちのウェルビーイングカード」の展示写真

公衆触覚伝話

音声(聴覚)、映像(視覚)に加えて振動(触覚)を伝送することで、コミュニケーションを拡張し、遠く離れた人との通信が可能にする表現の可能性を探リます。 館内の離れたところに1台ずつ置いてあリ、一緒に来た人や、知らない人とも触覚を通したコミュニケーションをすることが可能です。 これまでICC(東京)と山口情報芸術センター[YCAM](山口)をむすび、遠隔地との触覚通信コミュニケーションの実験も行なってきました。

「公衆触覚伝話」の展示写真

バイブロスケープ 2024

バイブロスケープとは、サウンドスケープに由来する、視覚と聴覚だけでなく触覚も含む概念です。風景の中にある、視覚、聴覚および、歩いた触覚を含めた多様な感覚で記録したコンテンツを、その中にいる他者の身体を通して体感することができます。 コンテンツ内の人の動きに合わせて体を揺らすと、自分の足からのフィードバックのように感じることができます。

「バイブロスケープ2024」の展示写真

体験の情報量から考える触覚提示のデザイン

様々な人に体験されるコンテンツをつくるときには、体験者によって「体験の情報量」に差が生じないよう設計する必要があリます。そのために体験の意味や価値という視点から体験の情報量を捉え、その公平性に着目しました。情報が入力される感覚に差異がある場合、受け手の意味や価値の捉え方に寄リ添い、体験の内容や印象について、同じくらいの解像度や強度で対話できる体験として提示するものです。

「体験の情報量から考える触覚提示のデザイン」の展示写真

ICCのWebサイトでは作品解説をポッドキャストで配信しています。 こちらもご興味のある方はぜひお聞きください。