
ワット・ビット連携を通じて、再生可能エネルギーの地産地消を促進
生成AIの普及によりデータセンタ(DC)の電力需要が急増しています。一方、カーボンニュートラルの実現に向けて再生可能エネルギー(再エネ)の導入も進んでいます。しかし、再エネは地域や時間によって発電量が変動するため、DCの電力需要とかみ合わず有効活用が難しい状況にあります。こうした需給のミスマッチを解消するための新たなアプローチの確立が、重要な課題となっています。
この課題解決に向けて宇宙環境エネルギー研究所では、「エネルギー/ICTリソース統合制御技術」および「DC配置最適化技術」という2つのアプローチで、ワット・ビット連携※を通じた再エネ利用量の最大化に取り組んでいます。
エネルギー/ICTリソース統合制御技術は、再エネ発電状況に応じてDCの処理負荷(ワークロード:WL)や蓄電池の充放電を柔軟に制御することで、再エネの有効活用と電力需給バランスの最適化を図ります。一方、DC配置最適化技術は、今後のDC整備に向け、候補地の再エネ利用率やコストなどを評価し、最適な候補地選定を支援します。
これら技術の確立や社会実装を通じて、再生可能エネルギーの利用量最大化を実現し、カーボンニュートラル達成に貢献します。
※電力インフラ(ワット)と情報通信インフラ(ビット)を統合し、持続可能で効率的な社会基盤を構築する取り組み
2024/01/12
環境負荷ゼロの実現に向けた研究テーマの中から、仮想エネルギー需給制御技術、次世代エネルギー供給技術、お...
2022/12/16
クリーンかつ無尽蔵なエネルギーである核融合発電と宇宙太陽光発電に関する技術、再生可能エネルギーを最大限...
2021/05/21
再生可能エネルギーを余すことなく活用する仮想エネルギー需給制御技術と、商用電力からの供給が途絶えても安...
2020/12/11
再生可能エネルギー(再エネ)の地産地消(自産自消)をめざし、電力消費と発電・蓄電の情報を...
2020/05/01
エネルギーに関する事情は急激に変化しており、NTTグループでもその対応を進めています。それらに寄与する...
NTT宇宙環境エネルギー研究所では、社会課題の解決に向け、エネルギー、環境分野をはじめとして、情報科学、人文系、社会科学系を含め多様な人材を募集しています。