ネットワークオペレーションプロジェクト

自己進化型ゼロタッチオペレーション構想の実現に向けたオペレーション高度化技術の研究開発に取り組んでいます。

自己進化型ゼロタッチオペレーション技術

人が実施している保全業務の各プロセス(アラームの分析や故障個所の特定等)を自動化し、かつ、様々な環境変化(新たな装置の追加やネットワーク構成の変更等)への自律的な対応を可能とするネットワークオペレーション向けのAI(NW-AI)の研究を進めています。
最終的には、これら複数のNW-AIを連携させることで異常の検知から措置までの全ての保全業務プロセスについて人手を介さず自動化する自己進化型ZTO*1の実現を目指しています。 *1 ZTO:Zero Touch Operation

Cognitive Foundation®連携基盤技術

O-RAN*1仕様に準拠した各種装置の一元的な運用制御を実現し、制御機能をAPIとして提供するO-RANコントローラの研究開発を進めています。
O-RANコントローラは、NWスライスの生成・変更・削除といった制御機能をETSI-ZSM/3GPP標準に準拠したAPIとして提供するとともに、運用制御機能として無線基地局の自動設定、PM*2情報の収集・提供、基地局のパラメータ値の最適化や電力消費量の削減を実現します。 *1 O-RAN: Open Radio Access Network
*2 PM:パフォーマンスモニタリング

Cognitive Foundation®実現に向けた研究

コグニティブ・ファウンデーション構想ではB2B2X*1を推進するため、マルチオーケストレータによるICTリソース*2の一元管理や最適配置をパートナー企業に提供します。
従来、ビジネス要望に基づくリソースの構築等は人手ですが、要件分析技術と開発コード実績の部品化、最適組立を連携させ、要望に適したICTリソース制御APL*3を自動生成します。本研究により、パートナー企業のリソース構築・運用に関わるコストや期間を削減し、ビジネス創出の機会を拡大することを支援します。 *1 B2B2X : パートナー企業とのビジネス共創モデル
*2 ICTリソース:さまざまな分野のサービス事業者(センターB)が提供するアプリケーションやソリューションを支えるマルチドメイン、マルチレイヤにおけるコンピューティングリソース、各種サービスを構成するCPU/GPUやメモリーを含む
*3 APL: アプリケーション

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