NICコミュニティ

NICメンバって休暇をどう使っているの?

NIC ネットワーク制御ソフトウェアプロジェクト

石原 裕一(いしはら ゆういち)

#年次有給休暇#年休

2025/7/4

はじめに

こんにちは。ネットワークイノベーションセンタ(NIC) ネットワーク制御ソフトウェアプロジェクトの石原です。
技術的な話は他の記事にお任せして、私の記事では我々NICのメンバがどういった生活を送っているかに焦点を当てていきたいと思います。今回取り上げるのは年次有給休暇(年休)や夏季休暇等の会社から付与される休暇についてです。
NTTグループは年休などの休暇を取得しやすく、また取得率も高いと世の中では認識されています。その認識の通り、NTTグループ主要会社の年休取得率は2022年度では87.9%と公表(1)されており、厚生労働省の令和6年度統計における労働者1人平均年次有給休暇取得率65.3%(2)と比べるとかなり高いことがわかります。
では、この年休を含む休暇、NICメンバはいったい何に使っているのでしょうか?各種調査では年休の取得数や取得率はわかりますが、その休暇をどう使っているかなどの理由まで踏み込んだものはあまり見受けられません。今回、私が所属するネットワーク制御ソフトウェアプロジェクトのメンバが、休暇をどういったことに使っているかを調査すべくアンケートを実施しました。研究所やNICと言った大きな範囲では実施していませんので、この結果が全てではありませんが、休暇をどう使っているのか、また、そこから研究所での生活がどんなものなのかを垣間見ることができるのではないかと思います。
(なお、普段年休等を取得するにあたってその理由を問われることはありません。本記事の情報は、任意でのアンケート結果を集計したものになります。)

調査概要

・調査対象 NIC ネットワーク制御ソフトウェアプロジェクト 社員
・調査方法 Webアンケート(回答は任意)
・調査対象期間 2023年10月~2024年9月

調査結果

休暇(年休や夏季休暇等)の使い方について

アンケートにて、休暇(年休や夏季休暇等)の使い方と、それに対してどれだけの休暇日数を割り当てたかをアンケートで集計しています。
・休暇の使い方:「遊び・趣味」「家族との時間」「体調不良・通院等」「行政関連」「学校などの行事参加」「冠婚葬祭」「その他」の7種類
・各休暇理由で使用した休暇数:「0日」「1~5日」「6~10日」「11~15日」「16~20日」「21日以上」から選択

集計結果

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図1:休暇の使い方と日数

アンケートを集計したところ、取得理由として「遊び・趣味」のために休暇取得をした人が89.7%、次いで「家族との時間」が74.4%、「体調不良・通院等」が71.8%となっており、以降「行政関連」、「学校などの行事参加」、「冠婚葬祭」、「その他」と続く結果となりました。(図1)
ある意味予想通りと言えばその通りですが、「遊び・趣味」「家族との時間」「体調不良・通院等」など、いわゆる休暇を取るときに思い浮かぶ理由での取得が多い傾向です。
また、「遊び・趣味」や「家族との時間」に多くの休暇日数を割り当てている傾向もうかがえます。
では、もう少し内訳を見ていきましょう。
表1は、各休暇取得理由における、年代別(若手、中堅、ベテラン)の取得日数の割合になります。(休暇取得理由毎に各年代それぞれの人数を100%として計算しています。)
また、各取得理由のうち、各年代の選択割合が最も高い部分を赤字にしています。

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表1: 年代別の休暇取得理由割合

おおむねどの年代でもボリュームゾーンは一致しているのですが、「家族との時間」「学校行事」については、年代間で少し差が出ています。若手は家族との時間や学校行事に休暇を割かなくてもよい分、遊び・趣味に時間を使っているように見えますし、中堅になると家族/学校などの対応が忙しく、ベテラン年代はそれよりは少し落ち着いてくるなど、年代によってパートナーの有無や子どもの年齢/構成などの状況が異なるため、ライフスタイルに応じた休暇の使い方が差として現れているのではないかと思います。
なお、若手だけでなくベテランにおいても、休暇を「遊び・趣味」に11日以上使っている方が一定数おり、年齢が上がってもアクティブに活動していることが伺えます。

「遊び・趣味」の内容

休暇の使い方の選択肢のうち、「遊び・趣味」については、可能な範囲で具体的な内容を自由記述形式でアンケートに書いてもらいましたので、以下で紹介したいと思います。研究所メンバがどんなことをしているのか気になりますね。
とはいえ、自由記述形式の回答を数値化することは難しいため、回答内容に含まれる単語の出現頻度を基にワードクラウド(3)で表現してみました。図2は「遊び・趣味」のワードクラウドになります。なお、他の使い方に分類できそうな単語も現れていますが、自由記述回答という点をご承知おきください。

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図2: 「遊び・趣味」のワードクラウド

図2から、主に旅行や帰省などの比較的長い期間になりそうな活動を示す言葉が大きめに出ています。夏季休暇や年末年始、各種祭日などのタイミングで休暇を繋げて長期休暇にする方も多いため、その状況とも一致します。
なお、弊社では毎年付与される休暇は基本的に全て使うことを強く推奨しており、かなり柔軟に休暇取得ができますので、上記のように休日と休暇を繋げて長期休暇を作ることが可能です。
また、言葉としての出現頻度は低いので文字は小さいですが、皆さんアクティブな活動から、インドアな活動(体を休める含む)まで様々な活動を行っていることが、周辺の単語からは垣間見えます。今後、NIC Tech Talksの記事にて、詳細を語ってもらうことがあるかもしれません。(Techな話にはつながらないかもしれませんが)

おわりに

今回、NICの一部メンバの休暇の使い方をお見せしましたが、いかがだったでしょうか?
想像通り?普通?あまり面白くない?
おっしゃる通り、一般的に想像する社会人の休暇の使い方と大きくは変わらないと思います。かく言う私も、同じ傾向の休暇の使い方をしていたりしますので、違和感はありませんでした。
研究所という職場は外部からは良くわからないイメージだと思いますが、そこで働くメンバは、仕事を離れればごく一般的な生活をしているという事が少しは伝わったかと思います。
今後もNICメンバの業務とは異なる側面を紹介できたらと思います。

参考文献

(1) NTTグループのダイバーシティ&インクルージョン/データ集

(2) 厚生労働省 令和6年就労条件総合調査 結果の概況調査の概要 PDF

(3) WordClouds.com

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