"風景画の中で風がそよぐ、肖像画が喋り出す"等のかつてない視覚体験を提供します。
静止画の顔パーツに動きの輝度運動成分を投影することで、肖像画の表情が変化して見えます。
※投影画:笑っている動画(グレースケール化)を作成し、原画像(グレースケール化)との差分をとることで生成
静止画の炎の輪郭に揺らぎを感じさせる輝運動度成分を投影することで、炎が揺らいで見えます。
静止画の水が流れている領域全体に流れを感じさせる輝度運動成分を投影することで、魚が水中を泳いでいるように見えます。
通常、映像を見るとき、脳は映像中の色、形、動きを個別に処理し、後でそれらを巧く統合して一つの世界を見ています。モノクロの動きのパタンのみを静止画に投影した場合、色や形は脳は静止画から取得し、動きはモノクロの動きの映像から取得しますが、色や形は止まっているので、動きと空間的に「ずれ」が生じます。しかし、辻褄の合ったようにものを見ようとする脳は投影された動き情報と、静止画の色・形情報を統合し、あたかも静止画が動いていると錯覚します。