レイヤ2ネットワーク上で低遅延保証を実現
低遅延保証とトラヒック収容量向上の両立
レイヤ2ネットワーク上で、高優先トラヒックの低遅延を保証しながら、低優先トラヒックをより多く収容可能とする技術を確立しました。
背景
今後のさらなる需要増加が予想されるIoTトラヒックを低コストに収容するため、多様なサービスを収容可能なレイヤ2ネットワークの実現が求められています。
概要
要求遅延の厳しい高優先トラヒックとの混在収容を想定し、高優先トラヒックに対して低遅延保証をしながら、より多くの低優先トラヒックを収容する技術を確立しました。まず、周期的に到来する高優先トラヒックに対しては、到来タイミングに合わせて予めタイムスロットを予約して割り当てることで、低優先トラヒックとの衝突が回避され、低遅延な通信が実現されます。また、このタイムスロットの長さを周期ごとに最適化し、必要最小限の長さとすることで、より多くの低優先トラヒックを収容します。トラヒックの例としては、高優先トラヒックがモバイルフロントホール、低優先トラヒックがIoTトラヒック、等が挙げられます。

図1 本技術を適用したレイヤ2ネットワークによる多様なサービス収容
今後の予定
商用化に向け、具体的な適用先を踏まえ、検討を進めていきます。
担当者
光アクセス基盤プロジェクト 光アクセス基盤SEグループ
可児 淳一(グループリーダ/上席特別研究員)
金子 慎(主任研究員)
柴田 直剛(主任研究員)
金子 慎(主任研究員)
柴田 直剛(主任研究員)
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