NTTアクセスサービスシステム研究所
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ANSL R&D Times

2. ユースケース

2021年からNTTグループの社内システムへの導入を予定しています。ユースケースとして、以下があります。

 

1. 複数システムに跨ったデータ参照、修正、投入、反映

営業に関するフロント系システム、バック系システムにおいて、複数のオペレータが連携してデータを投入し、案件と案件に関わる関連情報の管理を行っており、システム間のデータ流通インタフェースが業務プロセスの変化に追従できていない場合を想定します。ここでUI拡張高度化技術を適用することによって、システム側の改修を行うことなく、クライアントサイドでインタフェースを追加でき、効率的な業務遂行を実現できます。

 

 

図4 UI拡張高度化技術を用いたシステム間連携

 

 

 

2. オペレータ間での情報共有

案件を管理するシステムにおいて、複数のオペレータが連携して状況を更新する必要がある場合に、UI拡張高度化技術を用いることで、システム画面上にコメント共有フィールドを新たに設けることができます。それによって、システム操作中にメールを確認したり、電話を行ったりする必要がなく、効率的な情報の連携が可能となります。

 

 

 

図5 UI拡張高度化技術を用いたオペレータ間情報共有

 

 

3. 業務画面上の一覧情報のExcelファイルへの書き出し

見積もりの詳細を一覧化して管理するシステムにおいて、データの加工やRPAに投入するためにExcelへの出力を行うことができます。オペレータの操作としては、画面上に表示される拡張UIをワンクリックするのみであるため、非常に容易に実施可能となり、大幅な効率化が実現されます。

 

4. RPA連携によるオペレータ操作の一元化

一連のオペレーション業務においては、自動化できる箇所、自動化が難しい(人手を介する必要がある)箇所があります。その際に、UI拡張高度化技術を用いれば、システム画面上に表示された拡張UIをワンクリックするのみでRPAツールを起動させることができるので、シームレスな業務遂行が可能となり、手間が削減されることによる業務効率化、及び業務品質向上が実現されます。

 

 

 

図6 UI拡張高度化技術を用いたExcel出力、RPA連携

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