
光アクセスシステムの適用範囲が広がります!
DBA機能ソフト部品化・入替え技術の確立
我々は、ソフト/ハードを分離した新たな光アクセスシステムのアーキテクチャの確立に成功しましたので、概要について説明します。 |
背景
従来FTTHが主なターゲットであった光アクセスシステム技術ですが、近年この技術を新たな領域、例えばモバイルフロントホール、社内・大学内LAN等に適用しようという動きが活発化しています。
図1.新たな領域への光アクセスシステムの適用
概要
新たな適用領域における多様な通信品質要求、電力、設置サイズ等の要求に応えることを目的とし、従来のハードウェアと密結合した光アクセスシステムを、ソフト/ハード分離した新たな構成で実現する技術を確立しました。特に、通信品質に影響を与える帯域割当制御(DBA)機能に着目し、本機能をハードウェアから分離し、汎用CPU上で動作するソフトウェアとして実装しました。これにより2つの効果(①多様な通信品質の要求に対する迅速かつ柔軟な対応、②ハードウェア実装機能削減による小型化の実現)が期待できます。さらに、ハード/DBAソフト間のAPI標準化により、DBAソフトをハードに依存せずに再利用可能にすること(部品化)で、適用領域に応じてボックス型、モジュール型等の多様なハードウェア選択を可能にしました(図1)。
今後の予定
事業導入に向け、具体的な適用先の検討を進めていきます。
担当者
光アクセス基盤プロジェクト
可児淳一(グループリーダ/上席特別研究員)
浅香航太(主任研究員)
秦野智也(主任研究員)
氏川 裕隆(研究主任)
西本恵太(研究員)
浅香航太(主任研究員)
秦野智也(主任研究員)
氏川 裕隆(研究主任)
西本恵太(研究員)
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