NTTアクセスサービスシステム研究所
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ANSL R&D Times

無線LAN置局設計最適化技術

無線LANシステムの最適な置局設計ができます

無線LANシステムの最適な基地局配置・無線パラメータ設計を簡易に実現する無線LAN置局設計最適化技術を開発しましたので紹介します。

背景

無線LANの普及拡大により、電波干渉等による品質低下が深刻化しています。また、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)など新たな無線LAN規格の登場により、AP(基地局)の高機能化が進み、無線LANシステムの置局・パラメータ設定が複雑化しています。そこで我々は、無線LANシステムにおけるAP配置、および無線パラメータの簡易な設計・評価を行うための無線LAN置局設計最適化技術を確立し、「無線LAN置局設計ソフトウェア」(図1)を開発しました。


図1 無線LAN置局設計ソフトウェアの動作画面例

概要
  • 「無線LAN置局設計ソフトウェア」は、電波環境や干渉を考慮した「①置局配置設計」、「②無線パラメータ設計」、「③スループット評価」を1つのソフトウェアで実現しています。市販の電波サーベイソフトで取得したデータを読み込み、機能①~③を適用することで、無線LANシステムの置局設計を簡易に行うことができます。
  • また、電波サーベイデータがない場合でも、無線LANシステムに適した電波伝搬モデルを用いた置局設計を行うことができます。
  1. 想定する利用事例
  2. 置局設計の手順
  3. 技術のポイント
今後の予定
NTTグループへの展開を予定しています。
担当者
無線アクセスプロジェクト 次世代大容量無線グループ
守山 貴庸(グループリーダ・主幹研究員)
石原 浩一(主任研究員)
アベセカラ ヒランタ(主任研究員)
中平 俊朗(研究員)
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1.想定する利用事例