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将来モバイルネットワークを支える光伝送技術
モバイルフロントホール光伝送容量削減
高速大容量の無線通信を実現する将来のモバイルネットワークに向けては、無線基地局を収容する光ファイバ回線の経済化が重要な課題になります。本ページでは、光張出し基地局と呼ばれる現在の基地局構成において、モバイルネットワークを支える光ファイバ回線を低コストで実現する光伝送容量削減技術についてご紹介します。
図1 モバイルネットワークにおける光張出し基地局構成
背景
現在多くの人々が携帯電話サービスを利用するモバイルネットワークでは、無線基地局をデジタル信号処理を担う親局と無線送受信を担う子局に分割し、その間を光ファイバで接続する光張出し基地局構成の適用が進められています。この光張出し基地局には、子局を小型化して設置を容易にできることやデジタル信号処理を親局に集約して基地局間連携の効率化ができるといった利点があります。しかし、モバイルフロントホールと呼ばれる親局-子局間の光ファイバ回線では非常に大きな光伝送容量が必要なため、その削減が将来に向けた課題となります。
概要
将来に向けたモバイルフロントホールの課題を解決するため、新しい基地局機能分割方式と独自の基地局間連携技術を適用することで、高速大容量の無線通信を維持しつつ、モバイルフロントホールの光伝送容量だけを削減可能にする技術を確立しました。
今後の予定
多数の基地局が様々な場所に設置される将来のモバイルネットワークへの適用を目指して、モバイルフロントホールの更なる経済化に取り組んでいきます。
担当者※当記事のお問い合わせは受け付けておりません
光アクセス基盤プロジェクト 光アクセス基盤高度化グループ
寺田 純 (主幹研究員)
清水 達也 (主任研究員)
宮本 健司 (研究員)
清水 達也 (主任研究員)
宮本 健司 (研究員)
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