
劣化マンホールの補修・補強方法を簡易に判定
マンホール補修・補強方法の簡易判定技術
マンホール点検時に劣化状況から補修や補強といった対応方法を適切に判断できるよう、劣化マンホールの耐力評価を行い、簡易で明確な判断基準を設定しましたので紹介します。
背景
NTTのマンホールは全国で約68万個あり、その80%は建設後30年以上経過しています。一部のマンホールで老朽化に伴う劣化が顕在化しており、安全確保が求められるとともに、老朽化の進行に伴う維持管理コストの増加も懸念されています。
劣化の進行を抑制し安心・安全を確保するためには、補修や補強など適切な対処が必要となりますが、これまで劣化したマンホールが上部を通過する自動車などの荷重に耐えるだけの性能を保有し続けているかを判断する耐力評価手法はなく、劣化マンホールの耐力を考慮した明確な補修・補強の判断基準は存在しませんでした。
劣化の進行を抑制し安心・安全を確保するためには、補修や補強など適切な対処が必要となりますが、これまで劣化したマンホールが上部を通過する自動車などの荷重に耐えるだけの性能を保有し続けているかを判断する耐力評価手法はなく、劣化マンホールの耐力を考慮した明確な補修・補強の判断基準は存在しませんでした。
概要
マンホールをより安心・安全に使い続けていくため、劣化状況に応じたマンホールの耐力評価を行い、適切な対応方法を選択できるよう定量的かつ簡易な補修・補強判断基準を設定しました。
今後の予定
本技術は、2016年度から全国エリアで導入予定となっています。
担当者
シビルシステムプロジェクト コンクリート構造系グループ
川端 一嘉(グループリーダ・主幹研究員)
堀 直己(主任研究員)
足利 翔(研究員)
堀 直己(主任研究員)
足利 翔(研究員)
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