NTTアクセスサービスシステム研究所
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ANSL R&D Times

4.MARY工法のポイント

 ウールワックス防錆剤は硬化しないため、一般的な塗布方法(刷毛等)では長期防錆を実現するために必要な膜厚0.5mm以上を均一に確保することが困難です。そこで、ウールワックス防錆剤を布に含浸させ、その布を不良管路に巻き付けることにより、必要膜厚を確保する施工方法「MARY工法」を考案しました。

 NTTの橋梁設備では多条多段に管路を設置している設備も存在します。多条多段設備では、手による布の巻き付けが難しいため、新たに工具を開発し、管路への布巻き付け、密着を実現しました。

 また、風雨からウールワックス防錆剤を防護するため、既存耐火防護技術で実績がある外装材(ステンレス材)を適用し、防水機能を実現しました。

 

 

図5 MARY工法のポイント

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3.長期防錆剤の評価
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