
現在、弊所での開発は終了しております
世界最高密度の2000心光ケーブルで設備コストを削減
超多心高密度地下光ファイバケーブル(2000心)
今後の光需要の増加を見据えて、既存設備を有効活用できる高密度な光ケーブル技術を確立しました。ケーブル構造の最適化および新テープ構造の開発により、高密度集合化を実現しました。本光ケーブルは実用化ベースで世界最高密度の光ケーブル(2000心)です。
背景
光ファイバを用いたFTTHサービスは成熟期を向かえていますが、更なるサービスの多様化・オール光化等の検討が進められており、光需要の増加に伴う地下管路設備の不足が懸念されています。地下管路設備の不足解消に必要となる基盤設備投資には多大な費用が掛かることから、投資抑制や運用の効率化を目的として、光ケーブルの高密度・多心化に向けた研究開発に取り組んできました。
概要
ケーブル構造(1.ケーブル構造参照)の最適化や高密度実装に適した光ファイバテープ(2.新構造光ファイバテープ参照)ならびに曲げによる光損失増加を改善した光ファイバを用いることで、現行地下光スロットケーブル(1000心)と同外径で2000心を収容し、現行ケーブルと同等の伝送特性、機械特性、温度特性等を確保した世界最高密度の光ケーブルを実現しました。本ケーブルにより、1管路3条収容の形態で、1管路当り現行最大3000心が6000心収容可能となります(3.地下管路設備概要参照)。
今後の予定
今後も適用領域に応じた光ファイバケーブル構造の最適化の検討を進め、より効率的な光通信網の構築を目指した取り組みを実施していきます。
担当者※当記事のお問い合わせは受け付けておりません
光アクセス網プロジェクト 高密度光ケーブル推進グループ
青柳 雄二(グループリーダ)
柴田 征彦(主任研究員)
浜口 真弥
中川 直樹
遠藤 洋平
柴田 征彦(主任研究員)
浜口 真弥
中川 直樹
遠藤 洋平
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