NTTアクセスサービスシステム研究所
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ANSL R&D Times

現在、弊所での開発は終了しております

イーサネットワークの保守コストを削減

無損失保守切替システム

マルチポイント型のイーサネットワークにて、主信号フレームを損失することなく保守切替を実行するシステムを開発しましたので紹介します

背景

通信サービス技術としてコストパフォーマンスの高いイーサネットが注目を集めています。イーサネットはマルチポイント間の通信経路(=パス)を柔軟に構築可能ですが、各スイッチが非同期で動作するためにパス切替時のフレーム損失を回避することは困難です。しかしイーサネット通信サービスの拡大に伴い保守に必要となるパス切替の頻度も増加するため、イーサネットワーク全体でフレーム損失を抑制する技術が求められています。
概要

本システムはパス切替に際し、以下の特徴的機能によりフレーム損失の防止を実現します。

・ネットワーク内に残留するフレームが全て排出されるまで既存のパスを保持

・ネットワークに入力されるフレームをエッジのあるスイッチでバッファに蓄積

・ネットワークを構成する各イーサスイッチに対して上記動作を非同期で実行可能

今後の予定
より柔軟なネットワーク形態への適用拡大を進めていきます
担当者※当記事のお問い合わせは受け付けておりません
光アクセスシステムプロジェクト フルサービスアクセスグループ
持田 武明(研究主任)
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