NTTアクセスサービスシステム研究所
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ANSL R&D Times

現在、弊所での開発は終了しております

究極まで細く軽くした光ファイバケーブルで設備コストを削減

超細径高密度光ケーブル技術

光ケーブルの開発は細径・軽量化を重ねることで、設備構築コストの低減や設備の有効活用へ寄与してきました。今回開発した極限的に細径・軽量化した光ケーブルによって、さらに設備構築コストの低減や設備の有効活用が可能となります。

背景

 光通信に用いる光ファイバケーブルは、基本的な伝送特性や機械特性を確保することに加えて、可能な限り細径・軽量であることが求められます。特に屋外配線用の光ファイバケーブルは、数百メートル以上の距離に渡って敷設することがあるので、効率的かつ迅速な構築を目指して、更なる細径・軽量化に向けた研究開発に取り組んできました。
概要

 高密度実装に適した新構造の光ファイバテープ(1.技術のポイント参照)ならびに曲げによる光損失増加を改善した光ファイバを用いることで、従来と同等の伝送特性や機械特性を確保しつつ光ケーブル内の光ファイバ実装密度を極限まで高めた光ケーブル(2.ケーブル構造参照)を実現しました。

今後の予定
 今後は光ファイバ心線数や他の適用領域(現在の適用領域は、3.適用領域を参照)に応じた構造の光ファイバケーブルについて検討を進め、より効率的な光通信網の構築を目指すことにより、光ブロードバンドサービスの更なる普及拡大に向けて取り組んでいきます。
担当者※当記事のお問い合わせは受け付けておりません
第二推進プロジェクト 高密度光ケーブル推進DP
柴田 征彦(主任研究員)
山田 裕介(研究員)
角田 大祐(研究員)
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1.技術のポイント