
6.経済的な耐震対策技術
従来の方法は、シールドとう道立坑接続部にEジョイント(ゴムジョイント)を取り付けることにより、地震動によるシールドとう道の突き出しをゴムの変位内で吸収し、浸水防止を行うものです。しかしながら、対策費用が高価な上に、設置スペースが確保できないケースでは、ゴムジョイントの設置ができません。阪神・淡路大震災で被災したシールドとう道の被災状況調査から、立坑側壁等により坑口が押さえられている場合は、とう道の突き出しは、発生しませんでした。この被災事例から学び、ベースコンクリートの打設により抵抗力を増強し、シールドとう道の突き出しを防止する方法を考案しました。これにより、大幅なコスト削減をするとともに設置スペースが確保できないケースにも適用可能となりました。(図6)
図6 対策技術
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