
4.電波送出遠隔試験ツール
現行のシステムでは、地球局を設置し運用を開始する際に電波送出試験(回線開通試験:以下、「UAT」)を行っています。これは、通信衛星を保有、運用するスカパーJSAT株式会社の担当者と現地設営スタッフが電話連絡を取りながら、設営したアンテナの向きや送信電力レベルなどが適切であることを確認する試験です。そのため、これまで現地スタッフは無線に関する知識、技能を備えている必要がありました。しかし、東日本大震災のような広域に及ぶ災害発生時に、無線知識を有するスタッフを多く集めることは困難であり、無線知識に精通していないスタッフでも容易に現地設営ができるようにするため、統制局の運用者からの遠隔操作により、UATを実施できる電波送出遠隔試験ツールを開発しました。
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