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ANSL R&D Times

4.主要緒元

 今回開発した小規模ビル用FSの主要緒元を表1に示します。収容心数はルーラルエリアへの適用を考慮して15心、光入出力ポートには小型化を考慮してMUコネクタ、制御ポートはVPNと接続するため100BaseTX / 10Base-Tを採用しています。 光学特性は大規模ビル用のFSと同等として挿入損失は1.5dB以下、反射減衰量は35dB以上としました。また、試験時間を短縮するため、他心線の切り替え時間は最大で10秒以下としています。電源は設備ビルで主に無停電電源として使われるDC-48Vに加えAC100Vでも動作可能です。大きさは、幅:300mm、高さ:80mm、奥行き:300mm以下とし、小規模ビルの空きスペースに設置することが可能です。小規模ビル用FSは空きスペースにそのまま設置することも可能ですが、FTM架やCTF架がある場合、元々FSを設置するスペースが架内にあるため、固定金物を用いて極めて容易に設置及び配線ができます。CTF架に小規模ビル用FSを設置した場合の例を図5に示します。

図4 小規模ビル用FS
図4 小規模ビル用FS


表1 小規模ビル用FSの主要緒元
表1 小規模ビル用FSの主要緒元
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