NTTアクセスサービスシステム研究所
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ANSL R&D Times

2.新型少心光ファイバケーブル(DFケーブル)

クロージャの後設置を可能とするためには、以下の技術が必要です。
  • ・クロージャを取り付けるためのファイバの余長をケーブルに付与する
  • ・現用の回線に影響を与えないよう低損失で外被を分割し心線を取り出せること
DFケーブルは支持線部に対しケーブル部を弛ませることで余長を付与し、4つのノッチと心線外側に介在テープを沿わせた構造とし、並行開発した専用工具(DFケーブル用外被分割ツール)をケーブル長手方向にスライドさせることで、外被を4分割し心線に過度の曲げが加わらない取出し方法を開発しました。さらに、介在テープの材料にクマゼミ産卵管に対し防護壁効果のあるプラスチック材料を用いることで耐クマゼミ機能も付与しました。

 図3 DFケーブル

図3 DFケーブル
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