
4.クマゼミ被害対策ドロップの構造検討
構造については、クマゼミに「刺されても産卵管が光ファイバ心線に到達しない構造」及び「産卵管が光ファイバに刺さらない構造」の2タイプについて検討しました。
図4に示すとおり、前者の構造としては①現行ドロップ光ファイバへもう一層被覆を設けた「二重被覆型」、②ドロップ光ファイバの外被を縦,横に肉厚化し て光ファイバまでの距離を稼ぐ「肉厚型」の2つの構造を検討しました。また後者については、③防護壁材により物理的に産卵管を防ぐ「防護壁型」の構造につ いて検討しました 。
ドロップ光ファイバは周辺物品(架空クロージャ,キャビネット等)への接続が必要であり、現行の形状を確保する必要があります。そこで今回は作業性、経済性も考慮し「防護壁型」構造を採用しました。

図4 クマゼミ対策ドロップ光ファイバの構造案
![]() 3.光ファイバ心線断線箇所の状況 |
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![]() 5.クマゼミ対策 防護壁型ドロップ光ファイバ<WC>の概要 |